#3 ティッシュの作られ方
スポンサーリンク
ティッシュは無駄遣いしてはいけないもの
私が子どものころ、ティッシュは無駄遣いしてはいけないものでした。少し汚れたりしたときに今皆さんはティッシュを使いますよね?違いました。何度でも洗って使える布巾を使うよう両親には指示されていました。だから長い間、ティッシュを何気なく使うことにとても抵抗がありました。
でもティッシュの歴史は脱脂綿の代用品です。代用品ですよ?高級品でもなんでもなく、むしろ安価で広く出回っていたものなんです。つまり発祥当時は脱脂綿のほうが高級品だったということ。ちなみにそれは現在でも変わりなく、価格は脱脂綿>ティッシュです。
じゃぁうちの親はなぜあんなに「使うな!」と言っていたんでしょうか。割と環境保全の意識が高かった親なので、ひょっとしたら資源の無駄遣いをするなという意味だったのかもしれませんし、裏事情があったのかも知れませんな。ははは。
ティッシュの原料
原料は主に木材から得られるパルプです。パルプっていうのは、植物の食物繊維のことで、ティッシュはそれを木材から取っています。でもここで疑問に思うことが。1973年に発起したオイルショックです。当時私はまだ生まれていませんので、その際の騒乱などは当然知り得る身ではありませんが、ティッシュの買い占めがあったことだけは子どもながらに教科書で見て覚えています。「ティッシュは石油で作られるんだーへー」などと稚拙に想ったことだけが妙にこびりついており、それ以降、石油がティッシュ製造の重要なファクターであると考えていました。
でもあれ、原油価格の高騰によって「紙が無くなる!紙が!あーーー!」との根も葉もない噂が世論として広まり、結果、ティッシュの買いだめを目論む自己中心的な主婦たちが起こした騒動だったようです。なんとも人騒がせな。
ティッシュが作られるまで
だから、石油がめちゃくちゃ重要な原料であるわけでもなく、ティッシュが別段高級でもないことが分かったんですが、でも普段色々な・・・・本当に色々な場面で使わせてもらっているティッシュさんが、どんなふうに作られているのか気になりませんか?
THE MAKING (31)ティッシュペーパーができるまで
はい!ありますよ!ティッシュが作られる過程です!たまらない!ティッシュが作られていく!今すぐ動画が見れない方に個人的ハイライトをお伝えしておきましょう。
まず驚きだったのが、というかそこまで想像していなかったことが、ティッシュの検査が多岐に渡っていたこと。正直製造工程はなんとなく「あーこんな感じなんだろーなー」ってのが多くて。
引っ張り強度(素材の逆方向にそれぞれ一定の力を加えたときの強度)とか・・・・
ポップアップ検査とか・・・・
名前が何やらカッコいいというかいやらしいというか、ハンドフィール検査なんてこともしていました。
動画自体が新しいものではないので今はこのような人が検査する項目は少なくなっているかもしれませんが、これだけの人が関わってようやくひとつのティッシュが完成するわけだから、感謝して使わないと怒られるのは当然だし「もったいないわよ!」と叱責する親の小言は正しかったです。高級とかそういうことじゃなくて、そもそも無駄遣いはよくないよね。
ティッシュにリスペクトを
何気なく使っているティッシュ・・・・こんなにも丁寧に作られているから、箱からシュシュ~っと出てきちゃうんですね。あんまりきもちいもんだから、子どものおもちゃにも採用されていますよね。ヤリたい放題ってやつ。(カタカナではない)
おわり