ナカノムラ

ナカノムラの手記

#10 部屋をスッキリさせると頭もスッキリする

スポンサーリンク

部屋は片付いてる?

f:id:vietnam_man:20161022230814j:plain

 

あなたの部屋は片付いていますか?私は片付けるときは一気に片付けますが、普段はまぁそれなり。常にきれいになっているとは少し言い難い状況です。特に脱いだばかりの衣服やパジャマなど。また着るしそのうち片付けようかなと思ってるうちに、あの服どこだっけと思い出さなければいけないほど積み上がることもあります。

あと洗濯物です。洗濯は好きなのでよくやりますが、洗ったあとのものを畳まずに一定の場所に重ねるクセがあります。問題なのがその時にホコリがついてしまうことです。掃除せずにフローリングに置くと、ちょっとしたホコリがセーターなんかに付いてしまったらもう気分は最悪です。ちゃんと畳んで直しておけば良かったと後悔します。いつもそんなふうに後悔しています。アホですね!

部屋を片付けたり掃除したりすること自体が苦手な人もいれば、病的なほど片付いていないと落ち着かない人もいます。そういった脅迫的観念が無くとも、基本的にはスッキリしていて、尚且つ美しい部屋の方が人は気持ちよく過ごせます。よくいますよね、片付いていないほうが落ち着くって人。それはその状態がデフォルトであるから落ち着けるだけで、きれいな状態がデフォルトになれば落ち着きの質が上がるのは言うまでもありません。

部屋を片付けると心も落ち着きますし、思考もクリアになります。これは間違いありません。ではなぜそうなるんでしょうか。段階を追って根拠について迫ります。

 

ものが多い=視覚情報が多い

片付いていない状況とは、裏を返せばものが多い状態ということになります。絶対的物量のことではありません。物量が多くとも、どこかにしまって整理整頓が出来ていれば、宅内の専有面積に対してものが支配する面積が少なくなり、相対的にものが少ない状態に近づくことになります。

ものが多い、もしくは片付いていないと、移動する際に邪魔になったり、何がどこにあったのかわからなくなりがちです。経験があるでしょう。爪切りどこにいったかなとか、耳かきどこにいったかなとか。毎日使うわけではないこのような衛生用品は、いざというときすぐに見つからないと非常に不快です。このようなストレスが日々蓄積されていくわけです。

更に言えば、ものが多いと、人間の後頭部にある視覚野に送られる情報量が多くなります。勿論全てを処理しようとし過ぎると脳が大変な状態になりますので、選別はします。これを注意バイアスと言いますが、その必要もないほどシンプルな状態であるほうが、脳に対するストレスが軽減されることは明らかです。

 

部屋をスッキリさせるとは、脳の負担を減らすということ

自室にある様々なものを見えないようにしたり減らすことで、視覚情報が少なくなり、余計なことを考えなくて済むようになります。これによって、なかなか考えがまとまらないときなどは急にクリアになり考えがまとまるときがあります。 

しかし例えば、あなたの好きなものを部屋にたくさん置いておくこと自体は良いことです。その情報があなたにとって有益である可能性が高く、精神の安定をもたらします。ただただものを少なくするミニマリズムはよくありません。置いておきたいものは置いておきましょう。そしてそれをしっかりとディスプレイするようにするなど、雑多な印象にならないようにするのがポイントです。

 

片付ける際は視覚を喜ばせることを意識する

今必要でないものは捨てるか片付けるかしますが、この際に視覚に対し良い刺激を与えることを目的にすると、何を残すのかどうか、どう片付けるのかの良い参考になります。日々見ておきたい美しい絵画や造形物、常用するものは外に出しておいたほうがいいでしょう。しかし普段使わなかったり、自分の趣向と照らし合わせると見ておく必要が特にないと判断できるものについては、見えないようにどこかにしまっておくのがベストです。

収納する棚やケースがすぐに用意出来なければ、ダンボールにまとめるだけでもいいでしょう。そしてそのダンボールの上からお気に入りのデザインの生地や布地を被せるだけでスッキリしますし、先程挙げたとおり、視覚に有益な情報を与えることが出来ます。感覚が喜ぶようになり、あなたの思考に良い刺激を与えるでしょう。

もし部屋が片付いていない、特に素敵な部屋にすることを意識していなかった人は、片付けるというよりも、スッキリ美しくすることに着目してみてください。楽しく片付けが出来るようになりますのでね。

 

 

おわり