ナカノムラ

ナカノムラの手記

#14 女性向けの記事に書かれる男性に対する偏見

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男の思考回路

男でも女でも、誰かに好かれる事に対し悪い気持ちになる人はいません。生理的にムリだと感じる相手からの好意に対しては迷惑ではありますが、ある程度の清潔感を保ち、コミュニケーションが取れる相手であれば、悪い気分にはならないでしょう。

私は男なので女性の気持ちにはなれません。しかし女性の立場になって思考することは出来ます。主観ではなく、客観的に女性としての立場を取ることが出来ます。なので、男性がどのような行動を取ればモテるかは、ホントのところ女性にしか分かりません。

しかし私は言いたい。女性ライターの書くモテる男の記事にあるちょっとした偏見について。確かに仰るように、モテるためには優しく気遣いを持ち清潔感がある方がよいでしょう。ただ優しくない人や気遣いを持たない、清潔感がない人がどのように考えているかまではわからないはず。それなのに、優しくない男はこう考えているなどと書かれていることを見ることがあります。

男性が女性の考え方を100%ラーニング出来ないように、女性も男性の考え方を100%ラーニング出来ません。見てきた世界が違うからです。

 

男性の世界と女性の世界

男性と女性は、各々の持つ目が見てきた世界が全く違います。この違いが考え方の違いを生みます。男性間でもそれはあるのだから、性別の異なる男女ではその違いがより顕著になります。

例えば男性は化粧をしませんし、ブラジャーも付けません。これはあくまでも一般論なので、そういった趣味の方の話題はナシです。また、男性は女性に対しアプローチをかけますし、女性は男性からアプローチをかけられます。攻めの性と受けの性としてハッキリと傾向が分かれています。

子どもの頃から既にそうです。男女別になる機会というのは沢山あります。体育の授業前の着替えもそうです。その瞬間だけは男性だけになったり女性だけになったりします。

大人になるとそれらの空間が完全に相容れない関係になります。特に男性は、女性の更衣室に入るだけで警察のお世話になる可能性も出てきますよね。そして女性が化粧をし出す年頃になり、体つきも女性らしくなってくると、男が下心丸出しで寄ってくることを自覚し始めます。男性に女性が下心丸出しで寄ってくることはあまりありません。こうやって女性は女性としての立場を意識するようになり、男性は男性であることを自覚するようになるなど、年齢を重ねるに連れてより男女の住む世界に違いが生まれてきます。

 

 

異性のおかしな行動も、思考までおかしいとは限らない

私であれば女性のよく取る行動として、すぐに文句や愚痴を言うことです。何かに常にイライラしているような感じがします。全ての女性がそうではありません。が、付き合いが深くなるにつれて、女性は文句や愚痴を言う回数が増えていくことを実感しています。

男性だって文句は言います。しかし文句の内容にはそれなりの理由があったり、納得できるものだったりします。私が男性だからですが、女性の文句は感情が9割のように聞こえます。ほとんど理由が無い。なんか嫌だとか、ありえないくらい小さなことで怒ったり。あと、大衆の意見に流されやすいというところもポイント。時流に乗って遠慮なくお金を出すのはどちらかといえば女性です。男性は流行に対し、見てはいても静観する人が多くいます。

でもそのような、男性に理解できない行動たちがおかしな思考回路でそうなっているのかと言えばそうではない。女性たちには女性たちの言い分があるし、口に出して説明するのが難しいだけで、脳味噌を抜き出して解析すれば「ふむ、なるほど!」となること必至です。

 

異性の考えを自分の尺度で測らないで欲しい

異性が何を考えているかを、まずはあなた自身が考えないようにしてほしいと思います。考えていることを考えるより、行動そのものを見て判断してほしい。だから、女性が男性のことについて書くときは、ある行動を取るときはこのように考えているというふうに断定は絶対にしないようにしましょう。これは男性も同じです。

異性というのは住む世界違うのですから、考えていることも違うのは当たり前。異性の思考を思案するとき、それは対象者にとって異性であるあなたのバイアスがかかっていることになります。これは思考ではなくほとんど妄想です。妄想は現実ではありません。現実はもっと単純なもので、しかも思いもよらないものです。

異性とはどういう生き物なのかを考えるのは良いことですが、妄想したり憶測を巡らせることはやめましょう。

 

 

おわり