ナカノムラ

ナカノムラの手記

#24 傷ついた時には映画を見るのがいい

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傷つきやすい人へ

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心が脆く傷つきやすい人がいる。私はどちらかと言えば人よりも傷つきにくい方だと自覚しているが、ハッキリした理由がある。その理由については論点が異なるため控えさせて頂くが、予想しているよりも本当に傷つきやすい人が多いのは事実だ。

ちょっと会話が盛り下がってくると自分のせいなのかと勘ぐって傷ついたり、メールの返信が少し遅いだけで不安になったり、文面が簡素だと嫌われているのではないかと思ったり、傷つきやすい人は、とにかくあらゆるコミュニケーションラインにて不安を抱えやすい。

だが今回はそのような日常の少しの傷、使用していれば必ず発生するスマホ本体のかすり傷のお話しではない。ひどく裏切られたり、失恋してしまったり、大きな傷を負ったときには映画を見ると良い、という話題。スマホの画面が大破してしまったときのお話しだ。そのため、修理には時間が少しかかる。

 

傷つくメカニズム

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人間の心に傷がつくとき、大抵はポジティブなイメージからネガティブなイメージへと急激に変化してしまったときに発生する。期待値が大きければ大きいほど、ギャップが発生した時の落胆は大きくなる。このギャップの大きさがそのまま傷の大きさに比例する。

期待をしなければ傷つくことは無いので、初めて知り合った人に罵倒されるのと、信頼を寄せている人に罵倒されるのでは、圧倒的に後者のほうが傷は深い。普段から期待、言い換えれば信頼を寄せているからだ。

このように、傷つくときには法則が存在し、その裏には感情の動きが存在する。感情の動きやゆらぎは理屈で制御できるものではないため、同じく感情でこの傷を修復すべきであり、それが最大の良薬として機能する。

だから映画を見る。しかも、感情に訴えかける映画を。

 

感情的になるためには共感出来るものがいい

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例えばあなたが失恋で傷ついたのであれば恋愛映画を、友人とのいさかいで傷ついたのであれば、友情を描いたものを見ることをお勧めする。

映画をサプリメントとして鑑賞する際には、心の傷を敢えて追体験出来るものにすることが重要。なぜなら、自身の体験を客観性を持って見ることが出来るから。そうそうこんな事があったわホントしんどかったわ・・・・などと思いながら見ることで、他にもこんな体験をしている人が居るのだから自分も頑張れると思える。

映画は所詮フィクション、作り物であるから無意味。そう思う人も居るだろうが、そもそも本当に傷ついているのであればそんな理屈は思考の外にあるものだ。

傷ついている状態というのは、すなわち感情が動いているということ。であれば、少なくとも今のその状態は、精神的に健常である者のように安定はしておらず、少しのプッシュですぐにぐらぐらと大きく揺れてしまうジェンガのよう。風が吹けば痛む、精神的痛風の状態。

だから普通の人よりも共感性が一時的にではあるが上がっている。傷口が開いているので気持ちの感度が通常よりも上がっているから、たとえフィクションでも共感したり、涙したり、勇気づけられてしまったりする。

 

この映画を見よう

冒頭で傷つくことがほとんど無いとは言ったものの、私だって傷つくことがある。この記事を見ていただければ分かるように、苦しんだこともあるのだ。

 

forsociety.hatenablog.com

 

そのときに見た映画で感動したもの、傷ついた人にはとても良いお薬になる映画を紹介したいところだが、いわゆる『泣ける映画』を紹介するブログは山ほど他にあるのでそちらを参照いただきたい。それでも非常に心に残っているものがあるので、一本だけ鉦先させて欲しい。