ナカノムラ

ナカノムラの手記

#30 怠惰の繰り返しからの抜け出し方

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遊ぶことが好きな人達へ

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私も遊ぶことが大好きな人達のうちの一人だ。あまり外に出歩いて騒ぐタイプではないが、Youtubeがあれば外に出なくても永遠に楽しめてしまう。

だがハマりすぎると大変なことになる。私は仕事を自宅でするタイプの職種ではないので、Youtubeにハマりすぎて仕事に支障をきたすことはない。ただ、こうやってブログを書いたりすること、つまりやるべきことの能率や生産性は異常に落ちる。

なにせ次々とお勧めの関連動画を再生してくれるし、ユーチューバーが増えてくれたお陰で、私の大好きなホラーゲームの最新作を買わずして楽しむことが出来てしまう。しかも全部無料である。遊びの革命ではないか。

いやしかしダメなんだ。Youtubeばかり見ている間に他の人達は邁進し努力しているのだ。今の仕事の半分は機械がこなすようになると言われる昨今、努力をしないことは即ち未来の死を意味するのだ。ホラーゲームの刺激に浸っている場合ではない。

ではどうやってその『怠惰な期間』を脱すればいいのだろうか。答えは単純だ。行動すればいい。でもただ行動するだけではない。目標に邁進する際にも計画は立てる。それと同じように、怠惰から抜けすためだけであったとしても計画を立てるほうが良い。いわば復帰計画だ。この計画の立て方について考察する。

 

無理はしないようにする

以前私はこのような記事を書いた。

forsociety.hatenablog.com

非生産的行動の価値について書いた記事である。今回の内容も非生産的行動に関するものだが、いかに無理なく抑制し理想の生活サイクルに戻すかについて書きたい。

理想の生活サイクルとは、表題の通り、やるべきことをしっかりこなすことだ。その点フリーランスの人たちのことを私は本当に尊敬している。毎日コツコツ時間を分けてやるにせよ、締め切り前に徹夜して一気に片付けるにせよ、どちらも生活サイクルを守っていることに他ならない。

多くの人は私がそうであるように、毎朝同じ時間に起きて出社し、与えられた仕事をこなす日々となる。これで十分だと考えるのであればそれでいいだろう。この記事を読む価値はない。時間の無駄だ。今すぐ閉じて欲しい。だが、それと並行して他の何かもこなしたいのであれば、きっと有益な情報となるはずだ。

参照記事内を見ていただければ分かる通り、非生産的な行動自体は悪ではない。だがそれが過剰になると、もはや非生産的行動の裏で密かに育まれていた生産的な働きは消え、ただの怠惰と変わる。これは間違いない。

怠惰から脱するのはそう簡単ではない。本当に多くの人達が遊興にふけている。繰り返すが、それでいいのであれば問題は何も無い。否定など一切しない。むしろそれが楽しいのであれば大いに結構だ。しかし居るはずなのだ。私のように遊興にふける自分の怠惰さに嫌気がさしている人が。

であれば無理はしない方がいい。怠惰は人間の持つ行動の特性である。無理をすれば心が疲れる。そして疲れの埋め合わせとしてまた遊興にふける。そう、この繰り返しが生産的行動を阻害し怠惰に進化する。怠惰な人間となる。

 

計画を立てる

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計画とは、これから何をしたいかの計画ではない。どうやって怠惰から抜け出すかの計画だ。そのため、普通の行動目標を立てる計画よりも難易度は高い。なぜならそもそも怠惰な状態だからだ。計画を立てるなんて面倒過ぎる。それでも怠惰から抜け出すための計画を立てる。

 

スマートフォンを持つ

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スマートフォンをまず持って欲しい。皆さんは怠惰だから、きっとスマートフォンを手にすることは容易いハズだ。スマートフォンは怠惰を生み出す現代の凶器。それを敢えて手に持っていただきたい。

 

② メモアプリを開く

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メモアプリを開く。スマートフォンを持ったら次はただこれだけだ。メモアプリを開くのだ。Evernoteでも付属のメモアプリでもいい。とにかく何か記録できるものならなんでもいい。

 

③ したかったけど出来なかったことを書き出す

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怠惰になってしまったことはもう水に流そう。過ぎてしまった過去は取り戻せない。だから、本当はその間にしたかったことを書き出してみて欲しい。素直な気持ちで。たとえばブログを書きたかったとか、部屋の掃除をしたかったとか。内容は、怠惰な期間に本当はしたいと思っていたことであればなんでもいい。そして、いくつあってもいい。

 

④ 怠惰なときにしていたことを書き出す

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少々辛いことかも知れないが、怠惰なときにしていたことを書き出して欲しい。ありのままを書き出すのだ。誰に見せるわけでもない。カッコはつけなくて良い。ダサいことをめいっぱい書き込もう。もしその中にやり残したことがあったなら、それをやりきってから⑤に進んでもいい。

 

⑤ ③で書いたもののうち、一番簡単なものを翌日やる

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一番簡単なものでいい。怠惰からはそう簡単に抜け出せないのだ。まだまだ甘えてもいい。一番簡単でやる気が出そうなものをひとつだけ選ぼう。ひとつだけにして欲しい。欲張っていくつも選ばないことだ。たったひとつだけ。これが重要。

 

⑥ ③で書いたものをその次の日からひとつずつやってみる

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そろそろやる気が出てくる頃だ。だがしかしまだ病み上がりなので無理はしない。毎日じゃなくてもいいし週に一回でもいい。とにかくひとつずつでいい。ゆっくりやればいいのだ。

 

これが計画だ。どうだろう、思ったよりも計画らしくない計画ではなかろうか。

 

怠惰から抜け出してもまた怠惰がやってくる

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怠惰な人間に出来ることなんてせいぜいこんなものだ。怠惰から気合いで抜け出そうなどと思わず、自分を過信し過ぎないことだ。そもそもあなたは怠惰に陥ったからこの記事を見ている筈。だから申し訳ないが、また怠惰をやらかしてしまうだろう。

私自身もそうだ。今は負のループから抜け出し快方気味だが、いつまた怠惰に溺れるかわかったものじゃない。ひょっとしたら来週には元の木阿弥かも知れない。だが安心して欲しい。また先程の方法を使って持ち直せばいいだけだ。何度こけたって何度も立ち上がればいい。

怠惰で苦しむあなたの幸せを願って。

 

働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち

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おわり