#20 命は粗末に扱わないとチャンスを逃す
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いのちをそまつに
あまりも有名なこのマンガのこのセリフ。個人的には某バスケ漫画の「諦めたら〜」よりも素晴らしい名言として心に残っています。
我々は命を大事にしなさいと教えられるし、自殺なんて絶対にダメ。粗末にするなんて発想は普通考えれません。その裏をかいた発言ではありますが、会長がそう考える理由には反論の余地が無い。
命は丁寧に扱いすぎると平和ボケしてしまい、感覚が鈍ってしまうと会長は言います。それは本当にそう思います。やっぱりちょっとリスキーなヤツのほうが色んな経験してる分、咄嗟の際の発想や行動に長けているところがあります。
机の上にじっと座って思考することはこれとは関係なく、向き不向きがある程度存在する。でも、いざってときや行動がきっかけで生まれる発想は、圧倒的にリスクを取ってきた人のほうが強い。皆さんもそう思うでしょう。
リスクを取る人とは
リスクに果敢に挑んだり、安全では無い方を求める人は一体何を考えているんでしょうね。私はリスクを取りたがならない性格です。子どもの頃から内気なところがありますし、割と大事に育てられた気もします。カラダも弱かったもんで。
リスクを取る人のことをリスクテイカーと呼びます。安全な道ではなく、より危険そうな、しかしその先にある大きな希望に向かう人のことです。
例えば今の会社での待遇に満足がいかなかったとします。まぁ大抵の人はそうでしょう。あなたはどうしていますか?気に入らないから辞めますか?
答えはノーでしょう。今の仕事を辞めてしまうと、いくら待遇が気に入らないとは言え、毎月保証されている一定の収入が無くなってしまいます。しかもそれで現状暮らせているわけですから、辞める=生活が破綻する可能性が出て来るわけです。
ここでリスクテイカーは退職を選択します。退職してよりよいところへ自分を導こうとします。しかしそれは叶わないかも知れません。会社なんて入ってみないと分からない。だからひょっとしたら、今よりも状況は悪くなるかも知れない。
それでもリスクを取るんです。なぜなんでしょうか。
リスクの先にあるもの
リスクを取った先には破滅しか無いのでしょうか。いえ、違います。むしろ、リスクを取ったほうが現状よりも良くなる可能性があります。そのことをリスクテイカーたちは理解しているのです。
先程も挙げた仕事の例が分かり易いでしょう。基本的に、会社に居る以上搾取されています。あなたが働いて発生した利益を丸々貰えるわけでは勿論ありません。もし同じ仕事を個人でこなし、その利益を享受できればどうでしょう?今の数倍実入りが大きくなります。
でもそのためには色々なことを知る必要がありますし、何よりそんなにうまくいくわけないと考えます。会社は社長の信頼と実績で成り立っています。その経営を存続させるために、あなた方は存在するのです。その土壌をイチから作り直す・・・・これはかなり大変です。
結局会長が言いたいことは『平和ボケ』
この顔、とんでもないですね。悪い人丸出し。でもだからこそ真に迫る発言が出来る。貸金業者の会長ですからね。数々の修羅をくぐり抜けて来た顔です。
そんな人間だからこそ言える言葉が『平和ボケ』です。何の目標もなくただなんとなく会社に居座り続け、言われたことをこなし搾取され続けるエブリデイ。現在のシステムを必至で、死ぬ気で作り上げた人たちの恩恵に甘えているといえば、確かにそうなんです。
命は大事にしないといけません。命を粗末にするなどもってのほかです。がしかし、命とまではいかなくとも、人生なんてタダの余興。人生は死ぬまでの余興だと思えば、別に何やったっていいわけです。
会長の重すぎるヘヴィーな言葉を噛み締め、今日も命を適度に粗末に扱う私です。
おわり